2009年6月14日日曜日

浴衣でBBQ

日本旅行記連載の真っ最中ですがちょっと休憩。

昨日は軍の毎年恒例BBQパーティがありました。一年に一回、部署によっては入れ替わりが激しい軍のユニットの顔合わせ的なパーティで500人くらいが来場する大掛かりなBBQです。 招待状には昼の12時から夜9時までとうったている長期戦な企画。

さて私は日本旅行から帰って以来調子が悪く臥せっており前日に床上げしたばかりなのであまり気が進みませんでしたが家族ぐるみでの社交性を重視する軍の風潮から言ってやっぱり今回は夫の為にも出席したほうがいいという結論に達しました。
今は働いていないという弱みもあるし、妻として出来ることはやってあげようと思った訳です。 いえいえ、結構良い銘柄の生ビール飲み放題だからとか、ステーキ食べ放題だったからという訳では決してありません。へへへ。 
あとは夫の同僚の奥さん達や旧上司の女性将校(部署替わりで今は夫の上司では無くなってしまいましたが、彼女がまたカッコいい将校さんなのです)とも久しぶりに会いたかったし。

迷ったのが服。 夫はTシャツ短パン程度のカジュアルで良いと言っていますが過去の経験から言ってイマイチ信用できません。 去年もTシャツ+短パン+ビーチサンダルで来た人は多かったけれど、ビジネスカジュアル程度やサマードレスで気合入れている人達もいたし、、、。しかも雨上がりでちょっと肌寒く病み上がりの身としては暖かくしていきたい。
そこで思いついたのが浴衣でした。 浴衣=超カジュアル ピッタリだ。 で、浴衣着て行くよ~と夫に言うとそれではフォーマル過ぎるのでは?と言う。 何言ってんの、浴衣は準寝巻きカジュアルでTシャツと短パン程度のドレスコードにはピッタリ。

でおばあさんからもらった白地に紺の浴衣と叔母さんのHさんからもらったばかりの赤いミンサー織りっぽく見えるかわいい半幅帯で行って参りました。 白地に紺の浴衣は清楚で好きですがそれだけだとちょっと寂しくなります。 そこに真紅色でもなく朱色でもないほど良く赤い存在感のある織りの半幅帯を持ってきて桃山に結ぶと華やかでかわいげな感じになります。 歳に似合わないって? そこは郷に入れば郷に従えで歳なんて気にしないのがアメリカなので平気平気。
雨上がりなのに日差しが強く白地に紺の浴衣はピッタリな感じです。 おっと、、着てしまってから気が付いたのですが浴衣の下に着るべき浴衣スリップ(肌襦袢と裾よけが一体化したようなもの)を着るのを忘れてしまいました。 また着なおすのも面倒くさいのでそのままで行く事に。 今回裾よけ無しで着物を着るのは初めてでひょっとして裾裁きがすごく悪くて着心地悪いかも、と思ったが大丈夫だった。 車移動でほとんど歩かない為だと思う。 
この浴衣身丈が本当に無いのでおはしょりを普段よりかなり下の腰下でつくり帯はかなり上で結ぶと視覚的にはおはしょりの短さを感じさせません。

パーティでは気負わず自然にリラックスしていろいろな人と旧交を温めることができました。 着物を着だしてすぐの時は気合が入りすぎてただでさえ自意識過剰になるパーティの時は困りましたが、今回は浴衣のせいもあるのか相当リラックスしてたような気がします。 これは着慣れてきたと言えるのでしょうか。
パーティ会場に足を踏み入れた途端、いろいろな人から今回の日本旅行について聞かれました。 中でも夫の温泉デビュー話は相当受けていたようです。 席では夫の部下の方がご両親を連れて来ていましたが、周りは将校クラスばかりの場所柄ご両親には共通の話題も無く手持ち無沙汰っぽかったのでこちらから話しかけた所、ご両親はウィスコンシン州からわざわざ来られたという事が分かりました。 ウィスコンシン州と言えば、夫の好きなフットボールチーム、グリーンベイパッカーズの本拠地。 夫に言うとさっそくその話でご両親を含む座を盛り上げてくれました。 ちょっとはお手伝いできたかな。
今回は初めての人達ともお友達になる事ができました。 その内の一人とは着物の縁です。 夫の同僚達と話していると、ある年配の婦人が遠くの席から近くに来て話しかけられました。 その人は過去に日本に15年ほど駐在していて遠くから私の浴衣姿を見てなつかしさのあまりつい話に来てしまったとの事。 こういう縁もあるのです。 人を感動させる事の出来る衣服、着物って、、とますます着物パワーを感じました。

さてパーティは楽しく普段あまり長居しない夫なのに会場を出た時には7:30をまわってました。 1時頃きたので6時間以上居た事になります。 
問題は次の日に起こりました。 当日は酔っているという感覚は無かったのですが生ビール飲み放題で6時間以上居たのでやっぱり相当飲んでいたようで私は二日酔いで気持ち悪く一日寝て過ごす羽目になりました。
せっかく病気から回復したばかりだったのに!
ビール恐るべし、もう当分飲まない予定ではいます。

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