2015年7月7日火曜日

日本帰国前のクライミング

今週木曜日にシラキュースを発って日本へ3週間程一時帰国します♪ 
唯一の悩みは3週間クライミングが出来ない! (笑) こればかりは仕方ないのでクライミング友に昨日は一日クライミングへ付き合ってもらいました。 本人曰く 『クソ忙しい平日なのに、、』とボヤきつつも付き合ってくれる友人には心から感謝です。

最初はウォームアップで初見で5.5ルートをリード。



上の方で孤軍奮闘してますね。 これがウォームアップにはならなかったんだな~。(笑)

プロテクションを全て自分で取りながら登るトラッドクライミングでは墜落時のギアすっぱ抜けの恐怖が付いてまわり、5.5と言えども初見ルートでは思い切ったムーブが出来ない。 その為にギアのプレイスメントは細心の注意を払っていてもやはり心理的な恐怖が抜けきれないんですな~。 特に一度も登った事の無いルートでは。 
この心理的な壁が今後の課題となりました。

セカンドピッチは友達がリード。 やっぱセカンドとして登るのは気楽でいいなぁ。 写真に現れてますね。


ファーストピッチで悪戦苦闘したチムニー、、結局4ピッチ登った後で懸垂下降してファーストピッチ上にアンカーを設置して今度はトップロープでもう一度登りかえしてみたら、、、スイスイと登れて何の問題も無かった。(涙) やっぱり心理的な問題でした。

時間も4時を回ってしまったので下山途中にある短いワンピッチのルートでリードの練習。

ガイドブックでは5.3、でも実際は5.5+ と言われているクラックルート。 いつも濡れているのと途中にあるトラバースが難しいそうですが問題無くリード出来ました。

自分のリードしたロープライン


そして最後にもうひとつ、5.7のルート。 このルートは4分の3はクラックの無いルートなので最初の3つだけボルトが打ってあります。  このルートは以前登っているし 最初の3つのプロテクションはボルトで気軽なので (その後はカムで2つプロテクションを取りましたが) リードも難無くクリアしました。

帰国前に思い切りクライミングを楽しんできました♪

2015年7月4日土曜日

久々の更新

クライミング三昧を送っているうちに更新が遅くなってしまいました。

冬期シーズン最後のアイスクライミング。 4月中旬、Multiplication Gully - 真ん中の一筋の氷のラインをマルチピッチで登りました。 

2ピッチ目。ブルーが私です。

2ピッチ目のCrux-核心と言うかルート上のハイライト的な個所。 仲間が良い写真を撮ってくれました。

その日2本目のルート Choinard's Gullyにて。

氷が半分解けていてミックスクライミングの様相に。

この日のクライミングはシーズン最後に相応しくマルチピッチで今まで学んできた技術の総まとめ的なクライミンングで十分に楽しみましたが 今シーズン中で一番楽しかったのは、、、

初めてのリード。

マルチピッチ、もしくは1ピッチでもリードとセカンドという役割分担があります。 リードはプロテクションやビレイステーションを設置しながらの登りで技術・体力が要求されます。
その日は初めて短いルートながらリードを取らせてもらいました。 写真はプロテクションのアイススクリューを氷にねじ込んでいる所。 


これは2ピッチ目。 ここではセカンド(上からロープでビレイされている状態)なので気楽に楽しんじゃってます。


そしてアイスシーズンが終わりロッククライミングへ。
ロッククライミングは自宅から車で45分の近場にトップロープで練習できる岩場があるので週1回くらいの割合で友達とジム感覚で練習しています。

自宅近くの岩場にて。 壁に張り付いてます。ハエか?(笑)

この岩場近辺には良いインストラクターもいるのでレスキュークラスを取りました。
自分がセカンドとして登っていてスタックした時の対処法、もしくはその逆にリードとして登っていてセカンドが登れなくなった時にロープでレスキューする方法等の講習を受けました。


5月の中旬に初めてリードを取りました。もちろん易しくプロテクションを取りながら確実に登る事の出来る5.4のグレードです。

初めてリード中の写真。私はリードとしてビレイステーションからセカンドとして登ってくる大先輩のジャスティンをビレイ中。 セカンドはリードが設置したギアを回収しながら登ってきます。 ギアの設置も合格点をもらいました。 


それ以降はリード出来るグレードを徐々に伸ばしていき、2週間前にはリードとして初めてのグレード5.7に挑戦。

パートナーのポールと二人だけだったのであまり写真がありませんが上からラペル(懸垂下降)で降りて来る私。 このクラックのラインを登りました。

右側に見えるクラック(岩の割れ目)がルート上の半分で終わりフェイス(割れ目が無くプロテクションが取れない所)への切り替えで足が少し震えましたがリードとして完登。 

こちらは1週間前に5.7のルートでリードを取った時。
このルートはクラックの無いフェイスルートなのでボルトが設置してあります。ギアはクイックドローを数本持って登るだけで楽でした。



リードとしてプロテクションを取る為のギアも徐々に増えてきました。

近況をざっくりとつづってみました。って言ってもクライミングしかしてないような、、。

ゼウスは元気にしてます。 クライミングをしていない時はゼウスと散歩の日々♪

2015年2月10日火曜日

ドイツで出会った犬

去年の秋にジェイミーと母と一緒に南ドイツへ行った時に出会った犬。

駅で犬を連れた老夫婦と出会いました。
フレンドリーなジェスチャーで犬が近寄ってきたのでカメラを向けると飼い主のおじさんが話しかけてきました。

去年ルーマニアからレスキューされた子だそうです。  ルーマニアで野犬が増えてしまい国境を越えてドイツでレスキューされる、、レスキュー同士、人間同士のつながりが無いと出来ない事で素晴らしい。

最初は怖がって人間に近寄って来なかったけれども今ではかけがえの無い家族の一員なんだ~、ルーマニアにはまだまだ同じような境遇の子達が沢山いるので心を痛めている、、と普段英語を話さないであろうおじさんが単語を探しながら一生懸命に説明してくれました。

こんな所でレスキュー犬に逢えるなんて! しかもシェパミックスかな?

昔は何であれ今は幸せいっぱいでこちらも嬉しくなりました♪

2015年2月8日日曜日

クライミング + シェルターボラ

この間更新してからとんでもなく間が空いてしまいました。

元気です。 シェルターの犬達も増えてでも次から次へと里親さんも決まっていきます。

印象に残った子達。(って事はちょっと問題ありだった子達です)

ローレンス、ラブミックス2歳

最初は男性を見て唸ってたんですが、、一緒にたくさん社会化しました。 ストアにも行って店員さんやお客さん達に触られても大丈夫。 ジェイミーにも協力してもらいました。


ケイシー、2歳。 ケイシーは特に問題のない良い子でしたがシェパミックスだったので印象に残ったかな。  シェパにしては老若男女、また犬にもフレンドリーな申し分の無い子でした。


そんな良い子は直ぐに里親さんが決まりました。  里親さんの車に乗り込んでシェルターを去る時の写真。 最後にとびきりの笑顔の写真が撮れて本当に良かった!


クライミングはアイスクライミング続行中。 色々な場所で修行してきました。

2回目のクライミングは近場のLittle Fallsにて。 豆粒のような私。

ただトップロープで登るだけではなくロープの扱い、手順そして最も重要なビレイ(ロープを使った相手の確保)等の復習にもなりました。

3回目もLittle Fallsへ。 これがビレイ中の写真です。 こんな大柄な男性でもテコの原理とロープ技術で私ひとりでも安全にビレイができます。

ビレイ中、何故か楽しそうな私。(笑)

クライミング中

その後は車で10分程移動しちょっとした渓谷を使ってロープで確保したりされたりしながら登る普通のMountaineeringの練習。


4回目のクライミングは今までのコース中一番長い115フィートの滝に挑戦。


登っていると中からゴーゴー水の流れる音が聞えるのには少しビビりました。
真ん中に張り付いてる虫のような私。

やはり長いコースは面白いしチャレンジャーな私向き。一回だけテンション(ロープが無ければ落ちている状態)をかけ、何とか登り切りました。

そして5回目、昨日のクライミング。 クラークスポーツセンターのインストラクターのジムからは過去にロッククライミング、ロープの支点確保を習いましたが今回は実際にロープを自分でセットさせてもらいました。

距離的に短いクライミングでしたが、リードクライマーのビレイもさせてもらい、またトップロープ状態での他人のビレイも出来る限りさせてもらいました。 自分が登る事よりもロープ技術を学ぶ為のクライミングでしたが大満足の一日でした☆

2015年1月18日日曜日

初 Ice Climbing

初めてのアイスクライミングのクラスに参加。

日中最高気温がマイナス4℃の中、寒かった~! でもアツかった!

現場に丁度居合わせたプロのカメラマンに写真を撮ってもらいました。  ほんとラッキーです♪

Catskill山域で初中級クラスのアイスウォールを使って練習しました。

これもプロに撮ってもらった写真。 初めてでしたがフォール無しでトップまで上り詰める事が出来ました。

ロッククライミングをしていたせいか手足がアイスの弱点である窪みやクラックを自然に探してパッパと動き登り切って自分で言うのもナンですが皆を驚かせました。

インストラクターからはこんな人は初めて、、君はスーパースターだ!って!(はははリップサービスだな~笑)

元々どこの国から来たのか聞かれたので日本と答えると、、やっぱりね!って納得してるインストラクター。 どうしてか聞くと日本でのクライミングの発達ぶりにはアメリカのその世界の人達にも有名らしい。

ふ~ん、そうだったんだ。 日本には素晴らしいクライマーが沢山いる事だし、、うれしくてお国自慢でした♪

その後5回違う壁を登ってさらなる練習を。

壁によって気温が上がり柔らかくなった所は登りやすく、逆に日陰で固い所はアイスアックスが刺さらずに苦戦しましたが全ての壁を登り切る事が出来ました。

日が陰る4時過ぎには御ひらきに。  このイベントをオーガナイズしてくれたクラブのオーガナイザーや仲間達と帰りにマックに寄って(って高校生か? 笑) それぞれ帰途に。 

私が一番遠方?かと思ったらその上手、もっと遠いボストンから来ている人もいて また一緒に登った仲間達が増えました。

2015年1月14日水曜日

マイナス18℃

外の気温、マイナス18℃の今日。

週末は山へ。 と言っても予定していた山域は一緒に行くはずだった同じくらいのペースで歩く友達が寒さにビビッてキャンセル。 クラブ自体はツワモノ4名が決行しましたが私も山頂付近の予想気温マイナス28℃ + 同じくらいのペースで歩く友人達の不在、、の二つの問題ににビビってキャンセルしたへなちょこ組。

気温とバディ不在、、この二つの問題があってもこの間の12キロ程の単距離の登山ならまあ行けるけど、、今回は32キロの日帰り登山だし。 夏山では少しの問題が冬山では2乗、3乗となって大きな問題となります。



仕方なしにNY州のほんの少し暖かい南の山域に場所を変え参加。

標高は当初予定していたMt.Cliff や  Redfield Mt. には劣りますが気温がマイナス5℃と比較的暖かく山頂直下は岩とアイスの凍結部分があるというチャレンジングなKaaterskill High Peakへ行ってきました。

クラブの仲間達と行ってきま~す。 毎度のブルーのジャケット+キャップが私。


 最初の5キロ程は穏やかな斜面が続き森の中のスノーハイクを楽しみました。


いよいよ始まる急登を前に休憩タイム。
この山は途中まで登山道がありますが途中から無くなって道無き道を行く藪漕ぎになります。 でも要所要所に下の写真のようなケルンが置いてあって分かりやすい♪

山頂直下の岩場は氷が張り付いているという事前情報があったのでいよいよ急登を登る前にストックをしまってピッケルに持ち替えました。


いよいよ急登の始まり始まり~。












2か所程氷の張り付いた岩場があってチームワークで乗り超す私達。


ちなみに上の写真の登っている人の名前、、ポンジー、、英訳するとネズミ講! (笑) 
もちろんあだ名です。 でも皆がポンジーって呼んでるから未だに本名を知りません。 何故にネズミ講? いつも聞こうとして忘れちゃうんだよな~。

そして山頂へ到着!




山頂を堪能した後は反対側の北斜面から下山。 登って来た南の斜面ような岩と氷の急登はありません、、、がすっ転んで尻で滑ってしまったところをパチリ撮られました。(笑)

でも次から次へ芋ヅル式にメンバーが落ちて来た!(爆)





大人のすべり台か!

Kaaterskill High Peak からの下山ついでにお隣の山へ。 2時過ぎて気温も下がり始めフェイスマスク付けてるので真っ黒けな私。


お隣の山の山頂にて 最後にワンツースリーで皆でジャ~ンプ!

いつもそうだけど今回も素晴らしく陽気な仲間達と雪山三昧出来ました。 

しかし、、この間おろしたばかりの冬山用登山靴のあたり処がやっぱり痛い。 今回は靴づれこそ出来ませんでしたが痛さは結構なもので、、、やっぱり当初予定していたCliff / Redfield へ登っていたら痛くて途中で単独撤退していただろうな、、と。

やはり決断は正しかった!(なんてね~) 今回は16キロの登山。 これで痛かったのだから32キロは無理無理~。  ゼウスの散歩は毎日冬山用登山靴履いて慣れるしかないかな??